こんなはずではなかった
カテゴリー:
体験談大学で研究を続けたかったのだが、奨学金の返済が遅れると、将来困ると思い就職をした。 学生と違い、社会人になるとノルマを課せられる。 ノルマを達成できないと、直属の上司が役員に叱られる。 ノルマが達成できず、会社を辞める同期は沢山いたが、奨学金を返済しなくてはならない私は、自分が客になってノルマを達成させた。 同期、「メシは食わないの?」 私、「食欲が無いんだ」 食欲が無いのは、ノルマを達成するために借金をし、その返済がメッチャしんどいから。 借金をしてでもノルマを達成したのは、ノルマを達成すると入社一年目でもボーナスが出たから。 ボーナスで借金を返済出来たのだが、ノルマを達成したことで、更にキツイノルマが課せられるようになった。 借金をしては、ボーナスで返済する生活を送っていると、入社3年目で係長に出世した。 係長になると給料もボーナスも上がったのだが、比例してノルマも上がってしまった。 何より辛いのは、部下がノルマを達成しないと、上司の私が役員から叱れること。 係長になって借金の額が増えたのは、部下の穴埋めをするため。 「スイマセン。ボーナスが出たら必ずお返しします」と言っていた部下だが、ボーナス日まで待てず会社を辞めてしまった。 自身のボーナスだけでは穴埋め出来なくなると、会社のお金でやり繰りするようになったのだが、監査が入り、ジ・エンド。 監査役、「会社としては、君の将来を考え、事を大きくしたくない」 会社を横領で解雇されても、会社のお金を返済しなくてはならず、途方に暮れている。

